山本百合子 「 〜 ウィーンの森から 〜

開催日時 2016年10月7日(金曜) 19:00開演(18:30分開場) 
会場 南麻布 セントレホール
URL : 南麻布 セントレホールホームページ
交通 東京メトロ日比谷線 「広尾駅」1番出口より徒歩6分
渋谷より都バス(都06) 新橋駅前行10分「天現寺橋」下車徒歩1分
目黒より都バス(橋86) 新橋駅前行8分「天現寺橋」下車徒歩2分
目黒より都バス(黒77) 千駄ヶ谷駅前行8分「天現寺橋」下車徒歩2分
URL : 南麻布 セントレホールホームページ
入場料 3,000円 (全席自由)

お申し込み / お問い合わせ

山本百合子友の会 : 042-339-0321
メールでのお申し込み・お問い合わせ : お問い合わせページ
曲目

◆スカルラッティ/Scarlatti

ソナタL.413

Sonata L.413 d-moll

◆モーツァルト/Mozart

ソナタK.331「トルコ行進曲」付き

Sonata K.331 A-Dur

◆シューベルト/Schubert

即興曲 Op.90-no.3

Impromptu Op.90-no.3 Ges-Dur

◆ブラームス/Brahms

間奏曲 Op.117-no.1,no.2 Op.118-no.2

Intermezzi Op.117-no.1 Es-Dur,no.2 b-moll Op.118-no.2 A-Dur

◆ベートーヴェン/Beethoven

ソナタ第17番「テンペスト」Op.31-no.2

Sonata No.17“Tempest”Op.31-no.2 d-moll

エッセイ

錦秋の宵、“ウィーンの森”にまつわる作品をじっくりと味わっていただきます。

ウェルカム・ワインのような、爽やかなスカルラッティのソナタからはじまり、 モーツァルト (1756〜1791) のピアノソナタKV.331「トルコ行進曲」付きをお聴きいただきます。

 

1780年の夏から1783年の間にウィーンで作曲されました。

人気の高いこのソナタは、3つの楽章からなりますが、ソナタ形式の楽章が1つも存在しないというユニークなソナタです。

 

第1楽章は、優美な主題と、その主題に基づく6つの変奏曲になっています。 第2楽章はメヌエット、そして第3楽章「トルコ行進曲」はロンド形式です。 続いてシューベルト (1797〜1828) の即興曲Op.90-no.3アンダンテは、31歳の若さで亡くなる1年前の1827年に書かれています。 ウィーンで生まれその地で短い生涯を閉じたシューベルトは、ウィーン少年合唱団で歌っていたこともありました。 上品で清楚な歌声が聴こえてくるような名曲です。

後半は、ブラームス (1833〜1897) の晩年の作品、間奏曲集から3曲を選んで演奏いたします。

1892年〜1893年にウィーン近郊の避暑地バート・イシュルで作曲されました。

「自分の苦悩の子守歌」とブラームスが呼んだOp.117から2曲、そしてブラームスの無言歌と言える美しいアンダンテOp.118-no.2をお聴きいただきます。

最後は、ベートーヴェン (1770〜1827) のソナタ「テンペスト」です。 1802年にウィーンの森のハイリゲンシュタットで作曲されました。“これから新しい道を行く”と語ったベートーヴェンの再起の曲でもあり、ハイリゲンシュタットの遺書を書き終え、そこから立ち上がった記念すべき曲だと思います。深い心の森を散歩しているような第2楽章は、右手にホルンの響き、左手にドラムのリズムを持ち、ドラムは心臓の鼓動となり、ホルンの響きは木々のため息や歌声となって、ベートーヴェンの魂が自然と調和していくようです。

山本百合子友の会で、チケット発売をいたしております。お座席が80席と限りがございますので、お申込みいただきました方から、先着順でお受けいたします。何とぞご理解いただきたく、どうぞよろしくお願い申し上げます。

<チケットお申込み>
山本百合子友の会 Tel?Fax:042-339-0321
yurico.yamamoto.0605@gmail.com
皆さまのお越しを、心よりお待ちいたしております。

百合子